2018年4月6日金曜日

20180406 昨日投稿分記事の閲覧者数が伸びたこと、および歯科衛生士養成校について思ったこと

本日の首都圏は昼過ぎまで天気は曇りであり、気温もどちらかといえば温暖でしたが、夕方前より雨が降り始めました。この時、傘は持っていませんでしたが春物の薄手のコートを羽織っていたお蔭で、そこまで濡れずにすんだように思います。

また、この降雨のためか、かねてよりの花粉症の症状はありませんでした。

ともあれ、もうじき冬物の上着・コートは収納し、春夏物の衣類を準備しておいた方が良いかもしれません。しかし、こうした季節の変わり目は一日の中でも寒暖差が激しい日が多いと思われるため、冬物・春夏物のいずれであろうとも一日を通しては『帯に短し襷に長し』といった感じになってしまうことが多いように思われます。それ故、この時期を快適に乗り切るためのポイントは調節を可能にする重ね着にあると思われました。

さて、ハナシは変わりますが、昨日投稿分の記事も投稿翌日にして、かなり多くの方(300人近く)に読んで頂けました。毎回のブログ記事作成においては作成中の記事がどれだけの方々に読んで頂けるかなどは考えてなく、作成している記事に集中している状態であると云えます。また、そうした状態でないと、何と云いますか、文章作成の波に乗ることが出来ないと思われるのです・・。そのため、毎回の記事作成とは、自身にとっては一種の賭け、もしくは釣りのようであり、その意味で昨日投稿分の記事は、かなり上手く行った部類であると云えます(笑)。そして、これを読んで頂いた皆さま、どうもありがとうございます。

そういえば、つい先日の投稿記事にて述べました歯科医師養成課程の歴史的な変遷とも多少関連・類似性があるのかもしれませんが、ここ最近歯科衛生士養成校について触れることが多い中で気が付いたことは、概ね老舗私立歯科大学・大学歯学部および地域歯科医師会に附属する歯科衛生士養成校は設置当初からの専門学校であり、それらの中で短大化の流れもあるようですが、現今の傾向としては変わらずその多くが専門学校のままであると云えます。


一方、科大学・大学歯学部あるいは地域歯科医師会の附属でなく、コメディカル職種および介護職の養成を目指した四年制大学の新設・開設が近年相次いでいますが、それらの中で歯科衛生士養成課程が設置されているものもあります。これら四年制大学は現在のところ概ね地方に立地しており、またその設置母体は私立・公立とさまざまです。

くわえて、国立大学法人にて歯学部が設置されているいくつかの大学においては、四年制歯科衛生士学科が設置され既にある程度の年月も経ち、現在では四年制歯科衛生士学科を卒業、修士課程そして博士課程まで進み学位取得にまで至るとのことです。

こうした流れとは現在から20年程前でしたら想像出来なかったのではないかと思われますが、しかし、こうした流れとは以前にも述べましたが、医療分野の看護師においても生じていたことでもあるのです。

現在の自身はこうしたこととは縁遠いのですが、同時に高等教育におけるこうした流れ、動態的様相こそが未来の社会における一つの枠組みを形成していくと考えてみますと、歴史好きの自身としてはやはり大変興味深いように思われるのです(笑)。

そして、やはり先日読了した『日本軍兵士』ではありませんが、今後更なる健康寿命の増進のため歯科医療を重視・重点化するならば、その担い手を養成する歯科衛生士養成校は出来るだけ四年制大学化した方が良いと思われるのですが、さて如何でしょうか?

ともあれ、今回もまた、ここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。 近年から現在に至るまでに日本列島にて発生したもしくは現在も継続中の地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模自然災害によって被害を被った(被っている)諸地域の安全の確保そしてその後の復興を祈念しています。



~書籍のご案内~
昨年暮に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック
ISBN978-4-263-46420-5









20180405 永遠回帰・シューシュポスの神話? 議論よりも上意下達が効率的と考える社会・・

一昨日から読み始めた中央公論社刊 吉田 裕著 『日本軍兵士』をさきほど読了しました。やはりこの分野の著作に関しては比較的スムーズに読むことが出来るようです。

また、この著作を読んでいて思い出されたのは同じく中公新書の高田里恵子著『学歴・階級・軍隊ー高学歴兵士の憂鬱な日常』であり、内容の陰惨さ、もしくは我が国社会が持つどす黒い部分への言及については後者の方がよく描かれていたと思われます。

しかし一方で、前者に関しては、新書にて戦地における我が国の歯科医療を扱ったという意味で大変意義深い一冊であると考えます。

また、昨日投稿分記事にて述べましたが、前者は現在この時期に刊行されたということ、さらには、それが数多く売れていることもまた、何かしら示唆するものがあるのではないかと思われるのです。

しかしながら、昨今時折見聞します我が国近現代史に関する声高にして強気なご意見とは、さきに挙げた二著作あたりを読むことにより、少なくとも懐疑的にはならざるを得ないと思われるのですが、そうした現象もあまり見受けられないことから、前者は数多く売れているにもかかわらず、そこからの直接的な影響は思いのほかに少なく、さらには思想や読まれる著作もまた、居心地が良いように棲み分け、あるいは、体よく分断されているのが現代のインターネットを基盤とする情報化社会が持つ特徴と云えるのかもしれません。

あるいは、当ブログが幸運なことにこれまでに炎上しなかった原因もまた、そうした状況にあるのではないかとも思われます。また、これらのことを総合的に考えてみますと、古くから我が国社会は議論が好まれない社会であると云われ、また近代初期においては、そうした状態を改める試みも行われましたが、結局のところそれらは広く社会に根付き、自転運動を起こすには至らず、時代を経るごとに徐々に衰退し、そして顧みられなくなっていったと云えます。

そしてまた、おそらく1945年以降の戦後期においても同様の動きがあったと思われるのですが、現代の我が国社会を省みるに、またさきの近代化以降における試みと同様、その動きも衰退し現在に至っているのではないかと思われるのです・・。

おそらくこれは偶然などではなく、我が国社会が持つ傾向・特徴を端的に示すものであると考えます。そして今更再び議論出来る社会を上からの意向(威光)によって構築・醸成することは、おそらくコスパに合わない(笑)ため、その代わりに、あまり無理のない、我慢強い日本人ならば耐え切れなくもない上意下達システムの洗練の方向へと収斂していくのではないでしょうか(笑)?

また、こうした社会においては、当然の如く文学などよりも、より多くの人々が楽しめるマンガの方が価値あるものとして見做されるようになると思われます・・(苦笑)。

しかし、果たして本当にそれで良いのだろうか・・?

今回もここまで読んで頂き、どうもありがとうございます。

近年から
現在までに、列島各地において発生したもしくは現在も継続し発生している地震・大雨・水害・火山噴火などの大規模自然災害により被災された(されている)諸地域の安全の確保そして復興を祈念しています。




~書籍のご案内~
昨年暮に師匠による著作が医歯薬出版より刊行されましたのでご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
著書名:『CAD/CAMマテリアル完全ガイドブック
ISBN978-4-263-46420-5